プレーではナコーンプレーホテルに泊まった。勝利の門に近いことや、値段が290バーツ(約1000円)と手ごろだったことによる。
チェックインの手続きをしていると、玄関近くで車座になった数人の男性従業員が、何やら噂話を始めた。切れ切れに聞こえてくる話し声は、日本人を笑い物にしたような内容だ。フロントの女性が、
「この人はタイ語が分かるよ!」
と一喝すると、話し声は止んだ。
こちらも気にするつもりはなかったのだが、その後も男性従業員と顔を合わせる度に、何かシラっとした嫌な空気を感じる。
このホテルには、2度と泊まることはないだろう。
旅をしていると、たまには嫌な思いもする。
プレー、2014年。