エラワンの祠の前を通りかかると、手を合わせることが習慣になっている。理由については、以前、別名のブログに掲載した一文を転載しておく。
ある日大丸デパートの帰り道に通りかかると、花売りが花を押し付けお参りするように勧めます。疲れてぼんやりしていた僕は、何も考えずに花を受け取り、お参りを済ませました。「しまった」と気付いた時にはもう遅く、売り子から100バーツを請求されてしまいました。交渉の結果、50バーツほどで済んだのですが、苦い思い出となってしまいました。
しかしここでの失敗に懲りて、その後は金銭の支払いには一層気を付けるようになり、おかげでトラブルに遭遇した記憶は殆どありません。祠にお参りしたおかげで、大きな失敗を回避できたとしたら、僕にもご利益があったと言えそうです。今でもこの前を通りかかると、当時のことを思い出し、手を合わせることにしています。
バンコク、2010年。