陰暦12月の満月の夜、ローイクラトンのお祭りが行われる。雨期の終わり、川の水量も増し、川の女神に感謝を捧げるために、人びとは川に灯篭を流す。
お祭りが近づくと、街の有線放送では、軽快な「ローイクラトンの歌」がひっきりなしに流される。
写真は、チェンラーイのコック川に通じる遊歩道だ。街の賑やかさと、灯篭が流される川の厳かとも言える静かさの対比が印象的だった。昔ながらの風情がまだ残っていた1996年の
チェンラーイで、ローイクラトン祭りを知ることができたことを幸運に思っている。
チェンラーイ、1996年。
ローイクラトンの歌
12月の月が満ちる日 水も川岸まで満ちています
私たち 男女とも皆 灯篭流しの日を楽しみ合います
灯篭を流します 流します 灯篭を流します 流します
一緒に灯篭を流したら 杯と共に あなたを踊りに誘います
灯篭流しの日の踊り 灯篭流しの日の踊り
功徳は私たちに 心の幸せを授けます
功徳は私たちに 心の幸せを授けます (Wansuk訳)