2018年3月29日木曜日

茹で鶏のせご飯 カオマンガイ


タイに通い始めた頃は、食べ物の選択肢はとても限られていた。
1980年頃といえば、気の利いたタイ語辞書もあまりなく、ガイドブックといっても団体ツアー客向けのものが多く、独り歩き用のものなど全くと言って良いほどなかったからだ。
当時、先ず覚えたのが焼き飯(カオパット)だ。フォークとスプーンの使い方に悩んだが、タイ人の真似をしているうちに、それもすっかり習得できた。
そして、次に知ったのがラーメン(バミーナム)だ。
焼き飯もラーメンも、日本人にとっては全く抵抗なく食べることができて、この2つのメニューを交互に注文する時期がしばらく続いた。朝にラーメンを食べたら、昼は焼き飯を注文し、夜はまたラーメンにするといった具合に。何とも情けない話だ。
そして第3の選択肢、新メニューに加わったのが、この鶏飯(カオマンガイ)だ。確か北タイの街角で、屋台で食べたのが初めてだったと記憶する。タイ文字も読めなかった頃のことで、何という料理かも分からず、「カオガイ」などと言って注文していたものだ。
未だにカオマンガイを食べる度、食の守備範囲が広がったことがとても嬉しかった当時のことを思い出す。

2018年3月18日日曜日

チェンラーイ市内無料巡回観光バスのルート


10年ほど前から、チェンラーイ市内を巡回する観光バスが運行されている。その出発点であるメンライ王像裏手には、巡回ルートが記された案内板が設置されている。

1,メンライ王像
2,ラマ5世記念碑
3,ワット・プラシン
4,ワット・プラケオ
5,ワット・ドインガムムアン
6,ワット・ドイトン
7,ワット・ミンムアン
8,時計塔
9,トゥン公園(刑務所跡地公園)

以上の地点では、しばらく停車してくれるので、ちょっとした観光もできる。
この観光バスの利用の仕方は、席さえ空いていれば、何処からでも乗車できる。途中で降りてしまうことも可能だ。無料なので、とりあえず市内を一周りしてみたいという人には便利だろう。
最大の問題は、客が集まらないと運行しないことで、決められた時間に出発するというわけではない。
チェンラーイ、2018年。

2018年3月12日月曜日

チェンラーイ老舗のパッタイ屋


メンライ王の像がある辺りは、5本の道路が交差していることからハーィエーク(五叉路という意味)と呼ばれる。
古くからちょっとした食堂街としても有名で、ずっと続いている老舗の店も少なくない。ハーィエーク西側すぐの場所にある、このパッタイ屋もその一つだ。
店名は、「パッタイターペー」。メニュー最上段にある店の看板メニューも、パッタイターペーホーカイと表示されている。ホーカイとは、卵包みという意味になる。
店主に聞くと、ターペー門が商売発祥の地で、それに肖って、店名とメニューに使っているとのこと。看板メニューは、単なるパッタイに薄焼き卵をかぶせたものだ。
この店に限らず、その昔は普通にパッタイを薄焼き卵でくるんだものだが、手が掛かり過ぎるためか、最近はあまり見かけなくなってしまった。
チェンラーイ、2018年。

2018年3月8日木曜日

青いお寺「ワット・ロンスアテン」


ワット・ロンスアテンは、3年ほど前から整備が進んできた。
質素な入り口と本堂だけが目立つお寺だったのが、敷地が広がり、お堂も増設され、駐車場も完備されるようになった。この日も、大型バスで参拝に来た観光客が沢山いた。
青色が基調とされているので、地元では青いお寺と呼ばれている。
場所は、街中からだと、数年前に開通したパヤメンラーイ橋を渡り、バーンマイ市場前の交差点を右折する。そこから1kmほど進んだ右側にある。
チェンラーイには、古くからある緑のお寺「ワット・プラケオ」、10年ほど前から有名になってきた白いお寺「ワット・ロンクン」、そしてこの青いお寺「ワット・ロンスアテン」と、色別で三色揃ったことになる。
チェンラーイ、2018年。

2018年3月2日金曜日

洞窟の仏像「タム・プラ」


チェンラーイビーチ(パタヤノイ)のちょうどコック川対岸にある「タム・プラ」に行ってみた。
学生時代以来の友人がチェンラーイに遊びに来るので、どこか自転車で遊びに行ける所、しかもあまり在り来りでない所を、ということで案内した次第で、僕自身ずいぶん久し振りに訪れるお寺だ。
このお寺は、洞窟の中に仏像が置かれていることで知られるが、普段は参拝する人も殆どないひっそりとした場所にある。お寺までの道も細く、もちろん未舗装だった。
ところがこの日、道路は拡張され、どうやら舗装整備されるような気配がする。以前と違う雰囲気に、はてこの道で良かったかなと、不安を感じながら自転車を進めると、無事コック川に出た。
お寺自体も整備中で、仏像も新調されている。居合わせた僧侶に聞くと、参拝客がたくさん来るように改装中とのこと。
確かに洞窟内も広くなっている。その昔はコウモリが飛び交っていたのだが、その姿も見当たらない。
道路も整備され、駐車場も用意されれば、参拝客も多くなるだろう。もしかすると、チェンラーイ観光の名所にさえなっていくかもしれない。
チェンラーイ、2018年。