この前年あたりから日本人客で混雑するようになったメーコックビラを逃れて、市内のゲストハウスを転々とした時期があった。
例えばここ、スーパーハイウエイを東に渡ったところにあるマリーナビラ。建物も洒落ていて、室内もちょうど良い広さだったが、何故か馴染めない。なるほど、寝るだけならこれで十分かもしれないが、ただそれだけで楽しいはずもない。
いくつかのゲストハウスを渡り歩いた結果、一人旅とはいえ、やはり人との触れ合いが大事なのだと、あらためて実感することとなった。
親しみやすい宿の人、入れ替わり現れて去っていく旅人たち。メーコックビラには、そんな人たちとの触れ合いがあったのだ。
写真左には、当時使っていた愛車が写り込んでいる。
チェンラーイ、1988年。