2018年12月14日金曜日

寒波襲来


2016年1月24日夜から冷たい雨が降り続き、それとともに記録的な寒波が、チェンラーイ県に襲いかかってきた。何でも、観測史上最大の寒波とのことだった。
一般的にタイの季節は3つに分けられる。タイ正月の頃の暑季、その後に続く雨季、それが明けて寒季と。12月から2月までが、最も寒い寒季とされる。ところが日本人の感覚からすれば、これは本州の4月かせいぜい3月頃の気温で、あまり寒さは感じない。それよりも、この時期は雨が殆ど降らないので、寒季というよりは乾季と表現したほうがしっくりくる。
しかし、この年は本当に寒かった。昼間から、日本から着てきた冬着を総動員。夜は、重ねた布団を被って丸くなっていた。
地元の知人宅では、池の魚が全滅。凍死してしまった。ちょうど開かれていたメンライ王祭り会場では、金魚掬い(と言っても殆どは現地の魚だ)の露店で、掬いやすい現地の小魚が凍死してしまい、寒さに強い金魚だけが生き残っていた。やや図体の大きい金魚を掬うのは難しく、しかも下の方にかたまってしまっているので、この年の金魚掬い店は商売上がったりだったろう。
チェンラーイ、2016年。