ドンホイロート海岸には、簡易露店食堂もたくさん出ていた。食べ歩きが大好きなタイ人家族が同行していたので、僕もいろいろと試してみて、確かに新鮮な海産物は美味しいと感じたのだが…
珍しいから食べてみろと勧められたカブトガニは、全く期待外れだった。どうやら卵の部分を食べるようなのだが、ザラザラした食感だけで味も素っ気もなかった。ただ食べてみたというだけで、味覚の記憶などは全く蘇ってこない。
これだけたくさんの卵を生むのだから、成体になるまでに多くの天敵に食べられてしまうのだろうな、などと感心したことは覚えている。
ドンホイロート、2012年。