この頃、タイ北部では、焼肉食べ放題(ムー・ガタ)の店が流行っていた。
ガタと呼ばれる焼鍋には、中央に盛り上がった部分と、それを取り巻く堀のような溝がある。中央で肉を焼き、溝にはスープを入れて野菜や海鮮類を煮込む。
好きなだけ思い切り食べることができるとあって人気沸騰、一時は店も乱立気味で価格競争も激しいものだった。知っている限りでは、チェンラーイ市内で29バーツという格安店もあったほどだ。ちなみに、その最安店にも試しに行ってみたが、肉の質があまりにも悪くて、その一度で懲りた。値段の方も、水や氷代が高く、一人100バーツを超えたと記憶している。
チェンラーイ、2012年。