タイ滞在中に面倒なことのひとつに洗濯がある。
暑い国なので、日本の夏季並みに洗い物がたまってしまう。僕のように動き回るのが好きな者だと、シャツなど日に3回ほど着替えなければ気分が悪い。下着類は宿の洗面台でも軽く洗うことができるが、ズボンなどはそうはいかない。タライでもあれば、手洗いも可能だが、そのためだけに嵩張るタライを用意する気にもなれない。そこで、チェンラーイ滞在中は、定宿近くの洗濯屋に任せることにしていた。
この年も、ズボン2〜3本持って行きつけの店に出かけてみると、見慣れない光景が。店頭に、3台の洗濯機が並んでいるではないか。これに洗濯物を投げ込んで、10バーツコインを2枚入れれば、自動的に脱水までしてくれるという。洗剤も、小袋入りのものが1バーツで売られている。これは便利だと、驚き、喜んだものだ。
この年以降ずっと、この簡易式コインランドリーのお世話になっている。
ちょっと困るのは、10バーツコインしか使えないことと、便利なために全て使用中のときがあることだ。使用中のものは、写真右側のようにカゴが置かれているので、遠目でも分かる。
チェンラーイ、2012年。